日本の仮想敵国は?

先日のNATO(北大西洋条約機構)の会議で、ロシアを仮想敵国とみなすと
しましたね
日本も同調するのでしょうか?
NATOに加盟しているアメリカがロシアを敵国とみなした訳ですから、米国との
親密な同盟国である日本もロシアを敵国と見る必要があるのでしょうか?

個人的には、今のロシアを仮想敵国として見るのはどうかと考えます。
北方領土の解決には、まだまだ時間が掛かるとは思いますが、今、ロシアを
仮想敵国扱いしては、それがもっと遠のくことでしょう(個人的には、遠い将来
でも無理だと思っていますが)

むしろ、隣の国々との関係的に見て、ロシアと敵対関係を構築する方が、日本
として不利益になると考えます。

日本の自衛隊が考える仮想敵国は、北朝鮮と中国ですが、そんなに遠くない
将来、この仮想敵国に大韓民国も加わるのでは?と考えています。

今の韓国の日本への反応を見ていると、どうも自国の国力がある程度になった時!
日本との交戦も辞さない考えなのではと思います。
竹島はどんなことがあっても、自国の領と言い張るでしょうし、今、韓国では対馬も
韓国領だと考えているようです。

現在、韓国が配備を進めている兵器等を考えても、対北向けではなく、対南向け
だと思います。
射程800kmの地対地ミサイルをアメリカの制止を振り切って配備したのも、
強襲揚陸艦を建造し、実戦配備したのも対北向けには無用の長物ですが、
海を渡っての渡洋作戦には必要な兵器だと思われます。

将来、東シナ海でアメリカ海軍の兵力が低下した場合(東南ヨーロッパか、中東で
戦争が勃発した時)、中国は南シナ海と東シナ海で覇権を目論んで、進出する
可能性があり、その間隙をぬって、韓国は対日参戦するかも知れません。

その布石として、軍備の拡張と在韓米軍の戦力削減を進めているのでは?
と考えます。

在日米軍は、その時果たしてどう出るでしょうか?
対中国に参戦するのか? 対韓国戦を行えるのか?
台湾がその時、中国とどの様な関係にあるのか?
にも寄って変わるでしょうが、台湾も将来、対日的な形になる可能性も考慮すると
その向こうにある、ロシアと今、事を構えるのはどうか?
と考えてしまいます。

案外、日本の周辺国は好戦的なのかも知れません。

今から、日本も仮想敵国を再検討し、自衛隊のあり方や国防の考え方を変えて
行く必要があるのでは?

今までの様に、安穏としてはいられない世界になりそうです。
気候変動も大きくなり、資源も枯渇し始めているなか、資源を持つ国と持たない国、
人口の多い、少ない国では必要とする物資も異なりますし、日本だけが安定した
環境にはいられなくなるのかも知れません。

新冷戦構造が始まるのでしょうか?
単純な東西冷戦という枠ではなく、テロ集団も含めた形の冷戦構造になると、
かなり怖い世の中になるのではと思います。

そうならないよう、注視する必要があると思います。

NATOがロシアと敵対するのは、あまり良くないんですけどね~
なんとか成りませんかね?


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